どーも!人事のJINです。
この記事では、
- 会社が辛くて転職したい
- でも、忙しすぎて会社探しをする時間がない!
という人は向けて、実際に大手企業で採用担当をしていた私が
- 味の素について
- 通勤時間の5分で読める
- 超基本的な会社概要から
- 少し専門的な会社分析まで
わかりやすく説明します。
味の素を5分で解説!一発で分かる企業分析!
味の素ってどんな会社?一言解説!
「“味の素”ってどんな会社?」
という人へ向け、ズバリ一言で説明すると、
味の素は、
- 日本を代表する食品メーカーの1社
- 食品ビジネスとアミノサイエンスで世界を牽引する会社
- “食品メーカー”×”海外”
- 国内外の26カ国の国と地域に拠点を持ち、世界130カ国で販売しているグローバル企業
という人気企業です。
軽く目を通しておくだけで、味の素の面接・選考対策に役立つ情報をご紹介します。
味の素への転職・就職を考えている人は、チェックしてみてください。
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味の素が属する業界説明!
それではまず、味の素が属する業界についてサクッと紹介します。
味の素は、日本を代表する食品メーカーのうちの一つになります。
食品メーカーとは、簡単にいえば
「原材料を調達し、食品を製造。流通させ、消費者へ向け販売を行う企業」
となります。
食品と聞くと、普段みなさんが口にするモノを想像する方も多いですが、実は
清涼飲料水・アルコール・乳製品・菓子・調味料・たばこ
など、扱う商材は多岐に渡ります。
なかでも、味の素は調味料を扱う”調味料メーカー”に属し、売上高首位に立っています。
<主要な調味料メーカー>
- 味の素
- キューピー
- キッコーマン
- ハウス食品グループ
- カゴメ
- エスビー食品
次に、そんな味の素が食品(調味料)メーカー業界の中で
- どのような事業を行い
- どのような特徴があるか
をご紹介します
味の素の強みを完全攻略!2つの事業柱!
味の素は、日本人の健康状態を改善したいという想いで創業し、商品開発を続けてきた会社となります。
創業以来、100年以上の歴史を通して“食品ビジネス”と“アミノサイエンス”の二つの事業を築いてきました。
<味の素の事業柱1> 国内外で展開する“食品ビジネス”
味の素の強みの一つ目は、”食品ビジネス“。
国内外で広いシェアと商品開発を続けています。
日本国内の食品ビジネス
「世界一・食にうるさい民族」で有名な日本人の食を支える味の素。
食品の中でも主要なカテゴリーで多くのシェアを誇っています。
- うま味調味料:日本国内の90%のシェア
- 和風だし/本だし:57%のシェア
- 他にも、スープ、冷凍餃子、スティックコーヒー等においても高いシェア
味の素の強みは、商品開発力とブランド力にあります。
海外の食品ビジネス
そんな味の素は、海外での商品開発にも非常に力を入れています。
特に、強い地域が、東南アジア(フィリピン、マレーシア、ベトナム、タイ、インドネシア)。
タイでは、タイ国内で扱っている調味料の80%のシェアを誇っているというのだから驚きです。
なぜ、味の素がそれほどまでに海外に強いのか?
それは、徹底した市場調査にあります。
国地域によって食文化や宗教が違うため、それぞれの国に合わせた商品開発を行うべく、綿密な市場調査を行っています。
その結果、国によって販売している商品が全く違う、ということも味の素の特徴の一つです。
“食品メーカー”ד東南アジア”を軸に就職先を検討している人にとって、味の素は最適な会社と言えます。
また、東南アジア以外にも、ヨーロッパ・アフリカ・北米・中南米、130を超える国と地域で事業を展開しています。
<味の素の事業柱2> 食品だけじゃない!アミノサイエンス!
味の素の事業の二つ目は、アミノ酸の技術を使った”アミノサイエンス“です。
意外に思われるかもしれませんが、味の素は食品とは違った分野にも力を入れています。
アミノ酸を作る技術を応用させ、ライフサポート領域とヘルスケア領域に挑戦しています。
ライフサポート領域(化成品、電子材料、動物栄養)
味の素は、人々の暮らしを支える技術も開発しています。
なぜ、食品メーカーであった味の素が食品以外の技術を持っているのか?
それは・・・
非常に専門的な説明となるため、全て割愛しますが、
簡単にいうと、昔、味の素が使っていた技術が食品以外にも応用できたため、どんどん伸ばしていったという感じです。
味の素が作っている製品の例を挙げると、絶縁体フィルムがあります。
基盤や半導体、ICチップで使われている絶縁体フィルムですが、実はこれを作るのは技術的に非常に難しいのです。
味の素は、これまで発展させた技術を横展開し、性能の良いフィルムを作ることに成功しました。
結果、インテルなどに認められ、20年以上も独占して採用されています。
今後、IOT分野は広がっていくため、味の素も力を入れています。
他にも、家畜の餌に使われるアミノ酸を開発。
この分野では、グローバルに拠点を持つ世界No.1の会社です。
ヘルスケア領域(先端バイオ医療周辺、健康栄養)
アミノ酸をフックにして成長してきた味の素。
うまみ成分であるグルタミン酸から広げ、ヘルスケア領域にも取り組んでいます。
ヘルスケア領域において、味の素が取り組んでいるのは主に下記5つの分野になります。
- 製薬カスタムサービス:アミノ酸を作る発酵技術を利用し、薬の原料を生産・販売
- 再生医療:iPS/ES細胞の研究を進める京都大学と連携し、専用の培地を開発
- 診断ソリューション:自社の特許技術を利用し、癌のリスク診断
- サプリメント:睡眠を誘導する/骨格筋の合成を高めるサプリの開発
- パーソナルケア:化粧品の素材を作り、肌にも環境にも優しい化粧水を開発
食に限らず、自社の持つ技術を応用し、あらゆる分野に挑戦しています。
味の素の今後は大丈夫?将来性をチェック!
数字で見る!味の素の現在の経営状況!
「味の素に就職して、将来、本当に大丈夫か?」という視点で分析します。
ざっとまとめると、
- 右肩上がり、というわけではないが、コロナ禍でも安定した売上
- 安全地帯!自己資本比率(40%前後)
- 10年以上本業で黒字!営業CF
- 株主に還元!減配なしの増配傾向
つまり、相当な優良企業であると言えます。
細かな分析は割愛しますが、その他の詳しい数字が気になる方は、ぜひIR Bankを見てみてください!
今後も広がるグローバル展開!
味の素は現在、130を超える国と地域で展開を行なっており、
35カ国の国と地域に拠点を持っています。
北半球でアミノサイエンスビジネス、南半球で海外食品を伸ばしているような構造です。
2021年時点の売り上げ比率は、海外57%と非常に高く、今後も広がっていく見込みです。
人口が徐々に減り、日本国内の市場は長期的には右肩下がりですが、
- 海外での市場シェアを獲得していること
- IOT等、食品だけでなく、今後広がっていく分野にも力を入れていること
上記の2点より、今後も安定している企業だと考えられます。
味の素への転職を考える方へ!必見の基本情報!
押さえておきたい!味の素の平均年収!
まずは、絶対に押さえておきたい味の素の平均年収についてです!
平均年収:955万円
味の素の平均年収は、全国の平均年収436万円(令和元年)と比べると非常に高い水準となっています!
同業他社のキューピー(601万円)やケンコーマヨネーズ(578万円)と比べても、頭一つ分抜けているような印象ですね。
味の素の中途採用(キャリア採用)!オススメの転職エージェント!
味の素への転職を考えるなら、マイナビエージェントがオススメです。
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また、サービスの利用には一切お金が掛からないため、
- 自分の市場価値を測りたい
- 自分に合った企業を紹介して欲しい
- 少し時間があるうちに登録だけしておこう
という方にもオススメです。
しっかりとした情報収集を行い、ぜひ転職を成功させてくださいね!